難しいな。
それが第一印象です。これ、シブヤを難しいと思ったのとは別。シブヤは話が難しくて、何もないままで1回観ただけじゃ理解しきれなかったりして、難しいって思ったんですね。燕は、設定がほとんどないままで、演じるのが難しいだろうなって。話はわかりますよ、どういう事を言いたいかとかね。ただ、その背景がまったく明らかにされてないままだから、観る側も想像すればいいんだけど、相ちゃんも演じる側としてあんなになんも設定ないままだと、あそこまで入り込むのに相当下準備が必要だっただろうなって。そういう風に、難しいって感じました。
実際にお稽古に入る前に、相ちゃんは一足先に演出の宮田さんとじっくり話す時間を持てたって事だから、その間にこの設定のない部分を話し合って理解し埋めていったんだろうなぁ。そうでもしなきゃ、上辺だけ演じて終わっちゃいそうな気がするもん。ラストにいたるまで、気持ちをえらく高いところで維持してて、しんどくないのかなとか思ったけど、あれが相ちゃんのやり方で、ラストシーン、これまで見た事ないような泣き顔の相葉雅紀を見て、相ちゃんがしっかり高島になってるなって感じました。その後、そこまで気持ちを持って行ってて、どこで相ちゃんは素に戻って来るのか観察もしてしまいました。一瞬で素に戻る事が出来るのは、嵐では直前までゲームやってられる1人だけと思ってるのでね
で、ですね。色々と事前にあちこち見たりして、ある程度覚悟していってたんだけど、私は泣けなかったんですね。あと、つらくもならなかった。人種差別ならもっと他に観るのもつらくなっちゃうようなのは沢山あるし、戦争や人が死んでしまう事もやっぱり他に観た事を後悔しちゃう位につらくなっちゃうものがあるから。あと私は今日1回観ただけだから、高島の思いを共有するだけの裏打ちがなくて、だからダメだったのかな。
全体的には、あれだけの人が必要だったのかとちょっと思いました。なんかあれこれゴチャゴチャしちゃって、かえって話が散らかっちゃった気がして・・・・。あの物語なら、もうちょっと少人数でも十分出来る気がしたんだけどなぁ。
ただ、今言えるのは、相ちゃんは生みの苦しみを味わっただろうけど、いい時期にいいお芝居に出会えたんじゃないかなぁって事。これからが楽しみだなぁって思ってます
千秋楽はもうちょっとで終わりますね。きっと熱いお芝居が繰り広げられてるんでしょうね。相ちゃんも、共演の皆さんも、スタッフの皆さん、ファンの皆さんもお疲れさまでした。
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